10月18日に高度約100kmの月周回観測軌道に投入された月周回衛星「かぐや」は、搭載機器の初期機能確認を約2ヶ月にわたり実施しました。
初期機能確認を行った15種類の観測ミッションは、ほぼ計画通りの確認結果が得られ、「かぐや」は12月21日に定常運用へ移行しました。今後、月面の観測を約 10ヶ月間行い、「月の科学」等のためのデータを取得していく予定です。
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福田内閣メールマガジン第11号（平成19年12月20日発行）の「この人に聞きたい」に月周回衛星「かぐや」の滝澤プロジェクトマネージャが登場しています。

福田内閣メールマガジン >> 第11号 2007/12/20

NHKが放送している「サイエンスZERO」は、最先端の科学と技術を紹介するとともに、世の中の気になる出来事に科学と技術の視点で切り込む番組です。
12月22日(土) 23：45～ 24：35の放送では、「2007 科学10大ニュース」と題して、今年の科学ニュースをランキング形式で発表しながら、この１年間を振り返っていきます。

今年9月に打ち上げられた「かぐや」は、現在、定常運用に向け初期機能確認を実施していますが、観測ミッションの初期データや鮮やかなハイビジョン映像なども届けられています。
月の起源と進化の解明に向け、いよいよ本格的な観測を始めようとしている「かぐや」のランキングも気になるところです。

番組のホームページ >> サイエンスＺＥＲＯ

佐賀県立宇宙科学館では、12月15日から来年の2月17日まで「月～４５億年の絆～」と題したイベントを実施しています。このイベントでは、過去・現在・未来の月と人のかかわりを知るというもので、「かぐや」も現在の代表として参加しています。
今回、スタッフがイベント取材を行ってきました。その様子をお知らせしています。

「かぐや」は、初期機能確認の一環としてスペクトルプロファイラ（SP）の観測を平成19年11月3日（日本時間）に実施し、その後のデータ処理を経て、本機器が正常に観測を行っていることを確認しました。
今回、スペクトルプロファイラが行った月の裏側の可視近赤外域連続反射スペクトルの観測は世界で初めてのことです。
観測ミッション：スペクトラルプロファイラ（SP)