お知らせ(2007年9月)

内閣官房内閣広報室と内閣府大臣官房政府広報室が共同運営する「政府インターネットテレビ」で、かぐやが紹介されました。


「かぐや」を搭載したH-IIA13号機は、9月14日10時31分1秒(日本時間)に種子島宇宙センターより打上げられました。 KAGUYA/H-IIA13号機の打ち上げ


かぐや(SELENE)は、国内の研究者・研究機関のみならず、外国の研究者・宇宙機関などとも連携しています。

今回の打上げに2008年打上げ予定のNASA月探査機LROのメンバーも視察に訪れており、惑星協会と連携し、かぐやの打上げブログを立ち上げています。
http://planetary.org/explore/topics/kaguya/launch_blog.html(英語のみ)

また、ドイツの宇宙機関からも、かぐや打上げ応援メッセージをいただいています。

世界中が注目しているかぐやの打上げがいよいよ間近です。



H-IIA13号機による「かぐや(SELENE)」の打ち上げを9月13日に予定しておりましたが、Y-0作業(打ち上げ前日から行うカウントダウン作業)の時間帯において天候の悪化が予想されることから、9月14日(金)10時31分01秒(日本時間)に打ち上げを延期いたしました。なお、9月14日の打ち上げ可否については、明日以降の天候状況等を踏まえ、再度判断いたします。



かぐやの打ち上げがいよいよ目前に迫り、種子島の射場と相模原の運用室が連携した最終準備が行われています。写真はそのときのものです。かぐやの運用を確実に実施するための準備もいよいよ最終コーナーを回ったところです。

打上げまで1週間を切り、ぴーんと張りつめた空気が流れていますが、人事を尽くした後は、台風の去った後の青空のような気分で、かぐやの打ち上げに臨みたいと思っています。

相模原の運用室相模原の運用室
種子島の射場種子島の射場



かぐやの観測機器に関する勉強会を、報道機関向けに実施しました。
各機器の研究者と報道機関の方々の間での活発な質疑応答、取材が行われ、盛況のうちに終了しました。

なお、当日に配布した資料は添付のとおりです。



軌道データ提供システムにかぐやの軌道3Dシミュレーションが追加されました。
打ち上げ後には、月へ向かうかぐやが今どこにいるのかをご覧頂くことができます。



「かぐや」は、8月26日に第1衛星フェアリング組立棟(SFA:Spacecraft and Fairing Assembly Building 1)で、ロケットの第2段に衛星を取り付けるためのPAF(Payload Attach Fitting)との結合作業(写真1)が行われました。 28日は、衛星フェアリング4S型へ収納作業(写真2)を実施し、9月3日早朝には、衛星フェアリングへ格納された「かぐや」を大型ロケット組立棟(VAB:Vehicle Assembly Building)へ移動しました。

写真1PAF結合作業
写真2フェアリング収納作業